聖徳太子 奇抜は風化する、本質は残る。

東アジアと聖徳太子 集英社新書 黒岩重吾 集英社ヒ イズル トコロ ノ テンシ ワ ボウリャク カ クロイワ,ジュウゴ 発行年月：2000年02月 ページ数：190p サイズ：新書 ISBN：9784087200171 第1章　聖得太子の血統と人間像ー母と推古女帝の確執（さまざまな名を持つ皇子／「厩戸」の由来／歴史を動かすのは人間である　ほか）／第2章　東アジアの情報戦争と倭国ー対隋外交の意味と結果（東アジアの中の日本／四世紀の朝鮮半島／雄略の上表文　ほか）／第3章　聖徳太子の勢力後退と推古・馬子の一体ー文献と丸山古墳（太子の失脚／推古と馬子の歌／堅塩媛の改葬の真実　ほか） 古代国家の創始期。

六世紀から七世紀にかけての日本（倭）は文化的にも政治的にも、大きな動乱期を迎えていた。

朝鮮半島から、仏教をはじめさまざまな文化が伝来し飛鳥文化が花開こうとしていた。

574年に生まれた厩戸皇子（聖徳太子）は幼少からその聡明を知られ、593年には推古天皇の摂政として政治に参画するのだが…。

東アジアの中の日本という視点から、太子の生きた時代のダイナミズムを捉える歴史考察。

作家だからこそ書けた歴史のはざまの真実像。

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